いびき／睡眠時無呼吸症候群

いびき、睡眠時無呼吸症候群／SAS（サス）とは？

睡眠時無呼吸症候群（SAS：snore Apnea Syndrome）とは、睡眠中に無呼吸の状態になる病気です。
一般的に無呼吸とは、10秒以上の呼吸停止と定義され、この無呼吸が1時間に5回以上または7時間の睡眠中に30回以上ある方は睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

また、いびきも、睡眠時無呼吸症候群と同じメカニズムで発生します。

具体的には、睡眠中に舌等が弛緩し、一時的に気道が閉塞され、いびきや呼吸停止の原因となります。

いびきや、眠時無呼吸症候群が生じる様々な原因

次のような原因がありますが、どれにも共通するのが「気道が狭くなっている」がことです。

• 肥満
• 顎の大きさ
• 鼻閉（びへい）
• 加齢による口腔機能の低下
• 飲酒
• 睡眠薬等の服用

CTを活用した「気道分析」／ウォッチパッドの利用

治療を開始する前に、まずは気道の状態を「CT分析」で確認し、また睡眠の質を「ウォッチパッド」という機器を利用して確認します。それぞれご紹介します。

CTによる気道分析

当院には、気道の状態を解析できる特殊なCTを導入しています。

「赤やオレンジの状態」は気道が狭い状態で、「緑や青の状態」は気道が広くなっていることを表現しています。
これにより、現状分析の他、治療後の変化も確認できます。

ウォッチパッド

ウォッチパッドとは、睡眠中の無呼吸の有無や回数だけでなく、「浅い睡眠（レム睡眠）・深い睡眠（ノンレム睡眠）がバランス良くとれているか」、また「どの体位の時にいびきや無呼吸が起きやすくなるか」など、眠りの深さや分断の状態なども総合的に診断できる機器になります。

これまで睡眠時無呼吸症候群の診査は、専門の検査施設に「入院」して、体中に様々なセンサーを装着する必要がありましたが、ウォッチパッドは「ご自宅」で簡単に、かつ、精密な検査ができるタイプの測定装置になります。

具体的な「治療法」をご紹介

何度も記載しましたが、いびきや睡眠時無呼吸症候群の原因は「気道の狭さ」です。これを改善するため、次のような取り組みを行います。

スリープスプリント

スリープスプリントとは、マウスピース型の取り外しできる装置になります。睡眠時に装着していただきます。

当院では「ソムノデントMAS」を扱っています。

保険適用のスリープスプリントと異なり、フルオーダーメイドですので装着時の不快感や拘束感は大幅に軽減されます。もちろん自由に開閉できるため、装着時に会話やあくび、水を飲むことなども可能です。

「全身のバランス」改善

身体は絶妙なバランスで成り立っています。

例えば、「足指」の歪みや変形が生じていると、重心が後ろに下がり「猫背」になります。
猫背になると舌の位置が後ろに下がり「口呼吸」になります。

口呼吸が常態化すると、常に舌の位置が後ろに下がるため気道をふさぎ、寝ている間はいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となります。

この悪いバランスを整えるため、当院では「姿勢・足圧・口唇圧の改善提案」も行います。

「いびき／睡眠時無呼吸症候群」は3Fの「中山歯科医院」で対応しています

いびき／睡眠時無呼吸症候群は自費治療になりますので「3F」の中山歯科医院にお問い合わせください。

TEL:076-222-2235